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レトロ風ピクセルアートと 弾幕回避バトルで 章立ての物語を味わう 無料ストーリーRPGです。

レトロ風ピクセルアートと 弾幕回避バトルで 章立ての物語を味わう 無料ストーリーRPGです。

(13票)

プログラムライセンス 無料

開発者/メーカー Deltarune

バージョン 1.0

次のOSで利用可能 Windows

(13票)

開発者/メーカー

Deltarune

次のOSで利用可能

Windows

プログラムライセンス

無料

バージョン

1.0

『Deltarune』は、『UNDERTALE』の制作者Toby Foxによる無料のロールプレイングゲームで、同じシリーズに属しながらも別の世界と物語を描く“平行ストーリー”作品です。レトロ風の2Dグラフィック、弾幕を避ける独特のバトル、耳に残るサウンドトラックが組み合わさり、ユーモラスでありながら感情の起伏に富んだドラマが展開します。現在、Windows版では第1章と第2章を無料で楽しめ、続く章は有料コンテンツとして制作が進んでいます。

物語性の強いRPGが好きな人、ファミコン時代を思わせるビジュアルが好みの人、『UNDERTALE』の雰囲気に惹かれた人にとりわけ好相性なタイトルです。テキストを読み進められるなら子どもでも遊びやすく、家族や友人と語り合いたくなるタイプのゲームと言えます。

『UNDERTALE』とつながりつつも独立した物語

多くの人が前日譚や続編と考えがちですが、『Deltarune』は『UNDERTALE』とは異なる世界とストーリーを持つ作品です。同じキャラクターが顔を出す場面もありますが、彼らは脇役に回り、本作ではKris、Susie、Ralsei、Lancerという4人の新たな主要キャラクターが中心を担います。

主人公Krisが母親に学校へ送り出される日常的な場面から始まるものの、暗い備品倉庫の奥へ落下したことをきっかけに、モンスターたちが暮らす不思議な地下世界へ迷い込む展開へと一気に転じます。そこで出会う仲間たちの関係性や心情の変化が物語の推進力となっており、コミカルなやり取りの中にも、徐々に深みのあるドラマが顔を出していきます。

懐かしさと現代性が同居するビジュアルと演出

画面構成は、クラシックな8ビットゲームを思い起こさせる素朴なピクセルアートが基調です。『マリオ』や『メトロイド』世代にはどこか懐かしいレイアウトでありながら、会話やネタの内容は現代的な感覚に根ざしていて、古さよりも味わいとして機能しています。

アーティストのTemmieによるピクセルアニメーションは、キャラクターの細かな動きや表情の変化がよく描かれており、シンプルなドット絵でも感情が伝わってきます。ゲーム内で新しい帽子をかぶって登場するなど、遊び心のある演出も印象的です。Toby Fox自らが手がける大ボリュームのサウンドトラックは、本作の大きな魅力のひとつで、シーンごとに雰囲気を強く支えています。

弾幕回避を核にした非暴力寄りのバトルシステム

戦闘は、「弾を避ける」ことを中心に据えた独特のシステムが特徴です。敵の攻撃ターンでは、小さなハート型の魂を操作し、画面内を飛び交う弾を器用にかいくぐってダメージを避けていきます。シューティングゲーム、とくに弾幕系として知られる作品や、『クロノ・トリガー』などから着想を得たスタイルと表現されています。

プレイヤーは新たな仲間たちと共に戦い、「攻撃する」だけでなく、「見逃す」「話しかける」といった、暴力に依存しないアプローチも選べます。この点は『UNDERTALE』から受け継がれたコンセプトであり、敵との向き合い方そのものがキャラクター描写や物語の印象につながっていきます。

また、通常の戦闘とは一味違う、非常に手強い隠しボスも用意されていると明言されており、アクション性の高いバトルに腕を試したいプレイヤーにはやり応えがあります。章を重ねるごとに、戦闘面・感情面ともに複雑さが増していく構成になっている点もポイントです。

章立ての直線的な進行と“ひとつの結末”

『Deltarune』は、全体を7章構成とする長編として計画されています。現在プレイできる第1章は、ドラマチックな引きで今後の物語への期待をあおり、第2章では登場人物の掘り下げや物語上の「賭け金」がさらに大きくなっていきます。

本作の進行は直線的で、章ごとに区切られたストーリーを順番に追っていく形式です。開発側から、エンディングはひとつであることが示唆されており、『UNDERTALE』のような大きくルートが分かれる構造ではありません。その分、「ひとつの物語をじっくり読み進める」感覚が強く、各章ごとの盛り上がりや伏線を意識しながら先を知りたくなります。

第1章と第2章は無料で公開されており、数時間にわたって世界観やシステムをたっぷり体験可能です。第3章から第5章については、有料のパッケージとしてまとめて提供される形で開発が進行中とされています。

初めての人にも遊びやすい設計

『UNDERTALE』を未プレイでも、『Deltarune』単体で十分に理解し楽しめる内容になっています。前作を知っていればニヤリとできる小さなネタや、世界観上の示唆に気づきやすくなるものの、それらはあくまで“おまけ”の範囲にとどまり、新規プレイヤーが置いていかれる心配はあまりありません。

多くの子どもが『UNDERTALE』を遊んできた実績があり、『Deltarune』も同様に、テキストを読み、簡単な指示を理解できる年齢であれば問題なくプレイできる作りです。戦闘には弾幕回避の要素があるため、アクションが極端に苦手な人には一部の戦闘が難しく感じられるかもしれませんが、物語を味わうRPGとしては比較的とっつきやすいバランスと言えるでしょう。

総評: 物語好きなら“今から追いかけたい”連載RPG

『Deltarune』は、レトロゲーム風の見た目と、現代的なユーモアと心理描写が組み合わさった、個性の強いストーリーRPGです。キャラクター同士の掛け合いと、心に残る音楽、暴力に寄らない選択肢を含むバトルシステムがうまく噛み合い、無料で遊べる第1章・第2章だけでも満足度の高い体験になっています。

一方で、全7章のうち物語はまだ完結しておらず、今後の有料章を待つ必要がある点や、分岐よりも一本筋の通った物語を重視する構成は、好みが分かれる要素です。それでも、創造力豊かなゲーム世界の新たな一面を味わいたい人にとって、本作は“連載中の物語をリアルタイムで追う”楽しさを与えてくれる作品といえます。

高評価

  • 第1章・第2章を無料でプレイでき、数時間にわたり物語とバトルをじっくり体験できる
  • レトロ風グラフィックと表情豊かなピクセルアニメーション、印象的なサウンドトラックの組み合わせ
  • 暴力に頼らず敵と向き合える選択肢を備えた、弾幕回避型のユニークなバトルシステム
  • Kris、Susie、Ralsei、Lancerなど、多面的で魅力的な主要キャラクターたちの人間関係
  • 『UNDERTALE』ファン向けの小ネタを仕込みつつ、新規プレイヤーにも分かりやすい独立した物語

低評価

  • 全7章構成のうち物語がまだ完結しておらず、続きの章のリリースを待つ必要がある
  • 分岐ルートを重視した前作と異なり、直線的な進行とひとつのエンディングという構成が好みに合わない場合がある
  • 弾幕回避が苦手なプレイヤーには、一部の戦闘や隠しボスの難度が高く感じられる可能性がある

Deltaruneのスクリーンショット